ShioriLearns

30代前半のOLが学び直しをきっかけに少しずつ人生を上向きにしていくブログ

私がイギリスの大学院にオンラインで通うことにした理由 ③(学校決め編)

こんにちは。しおりです。

私は2014年から2016年までの2年間、オンラインでイギリスの大学院に通い、教育学修士号(MA in Education)を取得しました。

既に社会人として働いていた私がオンラインで大学院進学することに決めた経緯や、日本でなくイギリスの大学院を選択することになった経緯については、前回の記事でご説明しています。

今日、オンラインの修士課程は世界中で星の数ほど開講されています。専攻分野や期間などの条件で絞っても、膨大な数の情報が出てきます。そんな中で、自分に合った唯一のプログラムを探すのは至難の業です。

私が選んだのは、イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)が開講するMA in Education(教育学修士課程)というプログラムです。今回は、数あるオンライン大学院の中で、なぜ私がこのプログラムを選んだかにつきお話したいと思います。 

ちなみに私が通ったプログラムの詳細はこちらです。

UCL Institute of Education (MA in Education)
(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン 教育大学院 教育学修士課程)

UCLのオンライン修士課程に決めた理由

前回までのところで、大学院探しの条件はかなり絞られていました。

日本で仕事を持ち家庭もある私としては、主に消去法で選択肢を狭めていくこととなり、その結果「イギリスの大学が開講する、オンラインの修士課程」という条件までは絞り込むことができていました。

その上で、さらに私が最重要視していた3つのポイントは、以下の通りです。

  1. オンライン完結型(=通学の必要がない)プログラムであること
    (→いくらなんでも日本からイギリスに通学することは不可能なため)
  1. 細かい専門分野に特化しすぎるのではなく、自分の興味関心に合わせてある程度内容をカスタマイズできるプログラムであること
    (→教育についての全体知識をつけた上で、専門分野を決めたいと思っていたため)
  1. ディプロマミル※1ではなく、きちんとした大学のプログラムであること
    (→単に学位が欲しいのではなく、ちゃんと勉強がしたかったため。また、ディプロマミルの学位を得たところで、実社会では何の役にも立たないため)

これら全ての条件を満たす大学院を探し求めた結果、最終的に下記3つのプログラムに候補が絞られました。

この中で私が最終的に選択したのは、UCL Institute of EducationのMA Educationです。

検討の末、私に大切な20代の時間とお給料を捧げることを決断させた3つの決め手について、それぞれご紹介していきます。

理由1. 教職大学院として世界最高峰の評価を受ける大学である

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UCL Institute of Educationは、イギリスの名門大学ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の一部として設置されている教職専門大学院です。教育分野の大学院として、これまでイギリス国内のみならず世界中から高い評価を得てきました。

特に、国際的な大学評価機関であるQS世界大学ランキングでは、教育部門において、2014年から毎年世界第1位にランクインしています(2017年時点)。QS世界大学ランキングについては、そもそも評価が英語圏の大学に偏りすぎているなど批判もありますが、一応明確かつ広範な判定基準のもと、個々の大学を厳正に審査しているイメージがありましたので、個人的には参考にさせて頂きました。

ちなみにQS世界大学ランキングの評価基準は、学術界およびビジネス界からの評価が50%、教員一人あたりの生徒数(=教育のきめ細やかさに対する評価)が20%、論文引用数(=研究に対する評価)が20%、留学生および外国人教員の割合(=国際化に対する評価)が10%という風になっています。これら各項目において、UCL Institute of Educationは教育部門での最高評価を受けており、是非このような大学で自分も学んでみたいと思ったのが大きなきっかけとなりました。

理由2. 通学不要で学べる大学院の中で、プログラムの選択肢が最も多かった

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オンライン完結型(=通学不要)で学べる大学院の中で、開講中のプログラムの数を比較したところ、UCLは選択肢の数が抜きんでていました。

他の2大学では、「通学不要の修士課程(教育分野)」という条件を全て満たすプログラムは、だいたい毎年2、3個開講されています。これでも十分にすごい方なのですが、UCLでは、同じ条件で何と17プログラムもヒットしてきます(2017年9月時点。最新の状況はこちらで確認できます)。ちなみに教育分野に限定しなければ、35ものプログラムがヒットします。さすがは通信教育の歴史が長いロンドン大学系列の大学院という感じです。

しかも、プログラムの内容も多岐にわたっており、初等教育や成人教育など対象別に特化したプログラムや、今注目のデジタル教育に特化したプログラム、また音楽教育や保健教育など専門科目に特化したプログラムまで、まさに選び放題となっています。私は教育全体を俯瞰したいという思いから、純粋な教育学のプログラムを選びましたが、特に専攻したい分野がある方にとって、UCLは外せない選択肢だと思います。

各分野のプロフェッショナルの方々に大変おすすめです。

理由3. 通信教育の歴史が長く、オンライン学習のサポートが最も整っていた

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UCLはロンドン大学の一部ですが、ロンドン大学というのはそもそも通信教育において非常に長い歴史を持つ大学として有名です。

ロンドン大学は過去150年以上にわたり、世界中の学習者に対して通信教育プログラムを提供し続けて来ました。その長い歴史の中で、南アフリカの故ネルソン・マンデラ元大統領などもロンドン大学の通信教育に学んでいます。(さらに余談ですが、UCLは幕末に長州からイギリスへ渡った伊藤博文をはじめとする5人の志士、いわゆる長州ファイブの留学受入先でもあります。つまり、ネルソン・マンデラ伊藤博文が自分の先輩にあたることになります。以上、プチ自慢でした。)

これだけ長い歴史の中で培われた通信教育のノウハウを、全てオンライン教育に投入しているのですから、UCLのオンライン修士課程はまさに無敵と言うことができます。普段の学習では、オンライン学習スペース「Moodle」上で好きな時間に講義を視聴したり、仲間や教員とリアルタイム(またはスレッド形式)でディスカッションしたりすることができます。書籍や学術論文を参照したい時は、オンライン図書館で閲覧し放題です。また、テクニカルな問題が起こった時には、ITサポートチームが遠隔でサポートしてくれます。さらに、教授陣もオンラインの受講生たちに慣れているため、親身かつ柔軟な対応で指導して下さる方が多い印象です。教授に質問するまでもない細かい疑問などについては、事務局が丁寧に素早く対応してくれます。これら綿密なサポート体制は、オンライン学習初心者の私にとって非常に心強く映りました。

以上の3点が決め手となり、私はUCL Institute of Educationの修士課程を選択しました。

2年間学んでみてどうだったか

2014年から足掛け2年間、UCL Institute of EducationのMA Educationにオンラインで学び、自分の学生生活に心から満足しています。日本で仕事があり家庭もある私にとって、これ以上の選択肢はなかったと思っています。良かった点についてそれぞれ語ると長くなってしまうため、また今後に機会を譲りたいと思いますが、UCLのオンライン修士課程は学び直したい全ての方々におすすめできるプログラムということをお伝えし、本記事を締めくくりたいと思います。

特に、「修士号を取ることに興味があるけれど、様々な障壁があって自分には無理だ」と思っている方がいらっしゃれば、そんな方にこそ是非一度検討して頂きたいと思います。

自分では無理だと思ってきたことが、意外と無理ではないかもしれません。

 

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※1 ディプロマミル…金銭と引き換えに、就学の実態がなくても学位を授与する非認可の大学の総称。